西武山口線 山口信号所(昭和58年)
西武山口線の続編です.
まずは,昭和57年にユネスコ村駅で発行された,乗車券です.
遊園地前からのものと同様の券面です.
ユネスコ村は2面2線と機回しのための引き上げ線からなる線形でした.
腕木式の場内信号機もありました.
隣接駅は,かつておとぎ線の終点で昭和26年のユネスコ村延長時に信号所になった山口信号所です.
折返し電車(このときは蓄電池機関車牽引でした)から見た限りでは,転てつ器はスプリングポイントではなく,また現場扱いでもないように見えましたので,次回要チェックとなりました.
〜〜〜〜
翌年の夏に再訪しました.
この日は,蒸気機関車牽引列車もありました.
山口信号所は,狭山人工スキー場の南側にあたります.
かわいい腕木式信号機,タブレットの通過授受とあわせて,見どころ?はこれでした.
デテクターバーです.
またしても肝心なときにフィルムがなくなり.最後のコマ(37枚目)がこれです.
替えのフィルムがありませんでした(泣)
モーションプレートに接続してある部分が写っておりません・・・
第1種機械ですね.出発信号機は設けられていません.
エスケープはありますが転てつ鎖錠器はないように見えます.
ここは道路に平行していて,デテクターバーが動くのが目の前で見えたのですが,ナローゲージだからか
「ピョコン・ピョコン」
というような動きはユーモラスですらありました.
信号所構内は立ち入りできませんので,遊園地前駅と違ってお話を聞くことはかないませんでした.
タブレット種別は
遊園地前ー中峯(信) ○
中峯(信)ー山口(信)□
山口(信)ーユネスコ村△
全区間の併合閉そくもあり, 楕円を使用していました.
もしも残っていたら,鉄道信号システムの保存施設として貴重なものになったと思われます.
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